迷走を続けた貸金業規制

迷走を続けた貸金業規制

 

サラ金問題解決がなかなか見られず、

 

貸金業法の制定に関して画期的・建設的なものが作られませんでした。

 

結果的に貸金業法の制定に関する話し合いは迷走してきました。

 

貸金業規制の迷走は深刻で、一度金利の調整ができずにまとまらなかったというだけでなく、

 

幾度となく案が出されるもうまくいきませんでした。

 

結果、調整不可能という状態に陥っていました。

 

出資法における上限の金利を引き下げるボーダーをどこに設定するか、

 

利息制限法の規定している上限の金利を越えているが、出資法の上限金利は超えていない間の金利をどう取り扱うか

 

という点において、どうしても折り合いが付かなかったのです。

 

特に後者関しては、その後2000年代中盤まで引きずる問題でした。

 

いわゆる『グレーゾーン金利』と呼ばれていた金利のことです。

 

利息制限法と出資法の足並みを揃えなかったツケがここに来て大きな問題となったといえます。

 

それに対してもなかなか足並みを揃えることができず、

 

民意をほったらかしにして迷走は続き、審議がまとまらないまま時間だけが過ぎていきました。

 

グレーゾーン金利問題が解決しなかった要因として、

 

かつて最高裁で下された判決との整合性が一番に挙げられます。

 

こういった最高裁では、利息禁止法で規定されている金利を超えて支払った金額について、

 

元本に充当されており、

 

この元本が完済された場合は不当利得として返還請求するという判決を下していました。

 

利息禁止法の金利を変えると、

 

そういった点で過去との食い違いが生まれるので、

 

そこで色々と問題がおきたようです。